| 研究課題/領域番号 |
18K11039
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 基金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
|---|
| 研究機関 | 帯広畜産大学 (2020-2021)
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2018-2019) |
|---|
研究代表者 |
渡辺 純 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (10374729)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
|---|
| キーワード | プロバイオティクス / 乳酸菌 / 体内時計 / 代謝調節 / 胆汁酸 |
|---|
| 研究成果の概要 |
本研究は、プロバイオティクス乳酸菌の肥満抑制の作用機序を時計遺伝子の発振変動を介したエネルギー代謝の概日リズム調整という観点から明らかにし、代謝調節機能を有する食品設計に活用することを目的とした。消化管内で生残性を示す漬物由来乳酸菌株のうち、胆汁酸加水分解酵素(BSH)活性の高い菌株は、高脂肪食により誘導される体脂肪蓄積を抑制したが、BSH活性の低い菌株にはその効果は認められなかった。脱抱合型胆汁酸であるデオキシコール酸は、体内時計を同調したHepG2細胞の時計遺伝子発現の振幅を増大させ、脂質代謝への関連も示唆された。
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに肥満抑制作用を示すプロバイオティクス乳酸菌が報告されている。本研究では、乳酸菌により生じる脱抱合型胆汁酸がエネルギー代謝の概日リズム調節を通じて抗肥満作用を示すという作業仮説を検証した。データは十分ではないものの、この仮説を支持する知見が得られた。本研究の成果をさらに検証することで、概日リズムが関与する肥満のみならず種々の疾病改善効果を有する食品設計につながることが期待される。
|
