研究課題/領域番号 |
18K11049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
向井 友花 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (60331211)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 慢性炎症 / 腸内細菌叢 / 小豆ポリフェノール / 高脂肪食 / 脂質代謝 / インスリン感受性 / イムノメタボリズム / 腸内細菌 / アズキポリフェノール / ポリフェノール / 代謝調節 / 乳児期 / フルクトース / 短鎖脂肪酸 / 抗生物質 / 植物ポリフェノール / マウス / 肥満 |
研究成果の概要 |
本研究は、植物ポリフェノール(PP)の生理調節機能を、イムノメタボリズムにおける腸内細菌との関わりの観点から明らかにすることを目的として実施した。高脂肪食摂取マウスに小豆由来PPを投与したところ、腸内細菌叢の多様性が増大しインスリン抵抗性が軽減した。これに対して、抗生物質により予め腸内細菌を減少させていた場合、その効果はキャンセルされた。以上のことから、小豆由来PPは腸管において腸内細菌叢の多様性を高め、少なくとも部分的にはこれを介してインスリン感受性を高め、脂質や糖代謝の異常を軽減する作用を有することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満は、生活習慣病や多くの疾患の基盤となる。健康寿命の延伸を目指す我が国において国民の肥満の予防・対策は急務と言える。本研究の結果から、小豆由来ポリフェノールは脂質や糖代謝の異常を軽減する作用を有し、その作用には腸内細菌が一部関与することが見出された。植物ポリフェノールの新しい機能の発掘と応用、および腸内細菌をターゲットとした肥満の改善と早期予防法の提案に繋がることが期待される。
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