研究課題/領域番号 |
18K11051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
高石 鉄雄 名古屋市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (50216610)
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研究分担者 |
林 達也 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (00314211)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 耐糖能 / 高齢者 / メタボ / 脚筋力 / 中等度運動 / 食後高血糖 / HbA1c / 骨塩量 / 階段昇降 / 血糖値 / 運動習慣 / 要介護予防 / 生活習慣病 / 糖尿病 / 筋力 / 骨粗しょう症 / 要介護 |
研究成果の概要 |
60-70歳代の中高齢者を対象に75日間の階段昇降運動(15~25段の階段、週4日以上、1日4分以上)運動介入を行い、耐糖能および血清脂質値指標、および行動体力に関わる指標の維持・改善につながるかを調査した。その結果、中性脂肪値、HDL-コレステロール値、HbA1c値、オステオカルシン値および連続血糖モニターによる1日のAUC値、さらに下肢の敏捷性について機能の改善・向上を示す有意な変化が認められた。以上より、階段昇降運動は、高い健康増進効果を持つことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国における健康づくりは、これまで平地歩行が中心であった。ただし、平地歩行では高齢者でさえ十分な運動強度を持たない場合がある。本研究では、中高齢者が階段昇降運動を日常生活の中で継続実施した場合、血清脂質、耐糖能いずれにも有意な改善が認められた。階段昇降運動は、上り下りの速さ(歩調)を調節することで、軽度から高強度まで自由に運動設定が可能である。また、その実施にあたって特別な器具や技能を必要としないためその普及は容易であり、さらに天候に左右されずに実施可能である。これらのことから、階段昇降運動がメタボに関わる血液検査値の改善に有効であることを示した本研究は、社会的に意義がある。
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