研究課題/領域番号 |
18K11062
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
丸茂 幹雄 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (40333950)
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研究分担者 |
若林 一郎 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70220829)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血小板 / 血栓症 / 容量依存性カルシウム流入 / TRPチャネル / ポリフェノール類 / レスベラトロール / カルシウムチャネル / 抗酸化物質 / ポリフェノール |
研究成果の概要 |
血小板におけるTRPチャネルを介する容量性Ca2+ 流入 (CCE) 及びジアセルグリセロール (DG) 依存性Ca2+流入に対するポリフェノールの効果について、血小板凝集と細胞内Ca2+濃度を評価して検討した。受容体活性化目的でのトロンビン刺激及びCCE惹起目的でのタプシガルギン刺激の際の血小板凝集とCa2+流入を検討したところ、それぞれの刺激に対する反応は12.5μMおよび6.25μM以上のレスベラトロールにより有意に抑制された。一方、OAGによるDG依存性Ca2+流入に対しては50μM以下では抑制を認めなかった。従ってレスベラトロールはCCEに作用して血小板活性化を抑制すると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、抗酸化物質であるポリフェノール類は、その抗血栓作用を介して動脈硬化性疾患のリスクを低下させることが知られていた。本研究により、代表的なポリフェノール類であるレスベラトロールには直接的な血小板凝集抑制作用があり、この作用は血小板のTRPチャネルを介する容量性カルシウム流入の低下によることが示唆された。超高齢化社会である今日の我が国では、健康寿命の延伸は医療経済面からも緊迫の課題であり、動脈硬化性疾患の一次予防は極めて重要である。本研究はポリフェノール類を含有する機能性食品の開発や創薬に繋がる基礎研究として、需要に答え得るシーズを創造する可能性があり、その学術的意義および社会的意義は大きい。
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