研究課題/領域番号 |
18K11071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
角田 茂 京都大学, 医学研究科, 講師 (60597300)
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研究分担者 |
錦織 達人 京都大学, 医学研究科, 助教 (50815933)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サルコペニア / 食道癌 / 胃癌 / 栄養運動療法 |
研究成果の概要 |
当院で施行した前向きコホート研究では、上部消化管悪性腫瘍手術後1か月の患者の平均摂取カロリーは1200kcal/日で、45%の患者においてはわずか1000kcal/日未満の摂取にとどまっていた。それに伴い、体重は術後1か月間で平均8.3%減少し、骨格筋量も8.5%減少していた。 2020年より根治手術を予定する食道癌患者を対象に、術後の骨格筋量減少の抑制に対する周術期の栄養運動療法の安全性と有効性を評価するために、「食道癌根治手術患者における骨格筋量減少予防を目的とした栄養運動療法の前向き介入試験」を開始し症例集積中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食道癌や胃癌に対する標準治療は、リンパ節郭清を伴う外科的切除であるが、切除に伴う上部消化管の喪失は、術後の経口摂取量の低下が必発で、患者は体重減少のみならずADL・QOLの悪化に悩まされることが多い。 本研究にて、上部消化管悪性腫瘍手術後の、具体的な摂取カロリーや体組成の変化が明らかとなった。この知見に基づき、術後の骨格筋量減少の抑制を目指した周術期の栄養運動療法による前向き介入研究を実施中である。本研究は、上部消化管悪性腫瘍手術後患者に対する、今後の周術期管理体制の構築に向けた新たなエビデンスとなるものである。
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