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小腸粘膜障害予想バイオマーカーを用いた抗癌剤による消化管毒性新規予防法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K11076
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関高知大学

研究代表者

小林 道也  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (30205489)

研究分担者 馬場 良子  産業医科大学, 医学部, 講師 (90271436)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードDiamine Oxidase / 癌薬物療法 / 有害事象 / 消化管粘膜障害 / 下痢 / 癌化学療法 / 消化管有害事象 / DAO(diamine oxidase) / バイオマーカー / DAO (diamine oxidase)
研究成果の概要

5、8日目の5FUおよび5FU+SDF群の血漿DAO活性の減少率は対照群に比べて有意に高かった。 5日目では5FU+SDF群が5FU群よりも有意に低かった(48.1%対63%;p=0.028)。8日目では有意差なかった(56.1%対58.7%;p=0.686 )。組織学的には5FU群では対象群と較べて5、8日目とも小腸粘膜の炎症細胞浸潤が強く絨毛の萎縮を認めた。この変化は5FU群に比べて5FU+SDF群で軽度であった。SEMによる超微形態学的検討では5FU群において対照群と較べて5、8日目で小腸粘膜の表面構造が不規則であった。5FU+SDF群では5FU群に比べて表面構造が保たれていた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

血漿DAO活性は8日目には有意差がなくなったため、消化管粘膜障害の回復期での有用性を確認することは出来なかったが、急性期の消化管の腸管粘膜の損傷の減少を抑えるバイオマーカーとしては有用であった。これらよりSDFの前投与が、急性期の5FUの消化管粘膜障害を抑えることできることが示唆された。この結果より消化管有害事象の発生を化学療法前に予想し、早期に対処することができ、癌化学療法を受ける患者にとっても、また医療経済学的にも有意義である。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ラットへの5‐FU投与におけるジアミンオキシダーゼの低下と可溶性食物繊維投与の有益性について2020

    • 著者名/発表者名
      原 一平
    • 学会等名
      第52回日本臨床分子形態学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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