研究課題/領域番号 |
18K11081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 十文字学園女子大学 |
研究代表者 |
長尾 昭彦 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (40353958)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アポカロテナール / カロテノイド / キサントフィル / ゼアキサンチン / 非対称開裂 / ルテイン / 開裂 / 酸化的代謝 / 立体配置 / 代謝 / 蓄積 / 分解 |
研究成果の概要 |
カロテノイド蓄積への非対称開裂代謝とキサントフィル末端基の酸化代謝の関わりを明らかにするため、これらの代謝反応の特性を解析した。マウス肝臓に発現する非対称開裂酵素の活性を界面活性剤の共存下で検出することに成功した。ゼアキサンチン、ルテイン、及びラクチュカキサンチンなどのキサントフィルが開裂されやすく、β-クリプトキサンチンは開裂されにくい基質であった。また、β-カロテンに対する開裂活性は検出されなかった。したがって、マウスに発現する本酵素はルテインやゼアキサンチンに特異的な開裂酵素であり、非プロビタミンAのキサントフィルの代謝と蓄積に関わる重要な因子であることが明らかとなった
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カロテノイドの非対称開裂酵素の特性は組替え体で研究が進められてきたが、動物組織での開裂産物生成やネイティッブ酵素の活性についての明確な証拠は得られていなかった。本研究によって初めて肝臓に発現する酵素の活性が検出され基質特異性が明らかにされたことは、キサントフィル代謝の研究上意義深い。本酵素はキサントフィルの体内蓄積の重要な代謝上の因子と考えられたことから、この遺伝子の多型とキサントフィル蓄積の関係が今後明らかにされると、テーラーメイド栄養につながるものと期待される。
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