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核内低分子量Gタンパク質遺伝子変異を用いたミトコンドリア機能制御の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K11084
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関金沢学院大学

研究代表者

林 直之  金沢学院大学, 人間健康学部, 教授 (50253456)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード核内低分子量Gタンパク質 / グリセロール代謝 / マイトファジー / MAPキナーゼ / AMPK / 浸透圧ストレス / グルコース抑制 / 出芽酵母 / ミトコンドリア / 酵母 / 低分子量Gタンパク質 / サイレンシング
研究成果の概要

本研究は核内低分子量Gタンパク質が細胞の栄養代謝と呼吸にどのように関わっているかを明らかにするものである。申請者は出芽酵母の核内低分子量Gタンパク質関係遺伝子変異でグリセロールを炭素源として資化できない変異を探索し、gsp1変異をはじめrna1、crm1、yrb2でグリセロール培地での増殖不能を認めた。一方で核内低分子量Gタンパク質遺伝子GSP1で分離した多数の変異の中にグリセロールを炭素源として資化できないものを発見し、この変異細胞中で、ミトコンドリアそのものの量が減少していることが共焦点レーザー顕微鏡による観察と定量PCR法でわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

出芽酵母の核内低分子量Gタンパク質遺伝子GSP1で分離した多数の変異の中にグリセロールを炭素源として資化できないものを発見し、この変異細胞中でミトコンドリアそのものの量が減少していることがわかった。この現象にはGSP1の62番目のリジン残基の変化が決定的であった。また、この変異株はグルコース以外の発酵性炭素源でも著しく増殖能が低下しており、酵母AMPKの細胞質内βサブユニットのSIP2遺伝子の大量供給によって増殖能低下表現型が回復した。本研究を通し核内低分子量Gタンパク質遺伝子GSP1によってミトコンドリア機能とグルコース抑制能が調節されていることが強く示唆された。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Altered metabolic regulation owing to gsp1 mutations encoding the nuclear small G protein in Saccharomyces cerevisiae.2020

    • 著者名/発表者名
      Naoyuki Hayashi, Masaya Oki
    • 雑誌名

      Current Genetics

      巻: 66 号: 2 ページ: 335-344

    • DOI

      10.1007/s00294-019-01022-5

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 出芽酵母の核内Gタンパク質遺伝子変異におけるグリセロール代謝制御2019

    • 著者名/発表者名
      林直之、沖昌也
    • 学会等名
      日本遺伝学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Ran-RCC1系遺伝子変異におけるグリセロール代謝2018

    • 著者名/発表者名
      林直之、沖昌也
    • 学会等名
      酵母遺伝学フォーラム
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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