研究課題/領域番号 |
18K11096
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 聖徳大学 (2020-2022) お茶の水女子大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
石川 朋子 聖徳大学, 人間栄養学部, 教授 (70212850)
|
研究分担者 |
藤原 葉子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (50293105)
日下部 守昭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任教授 (60153277)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 肝疾患 / 栄養 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
ビタミンE投与は、非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) 唯一の薬剤療法であるが、治療効果への期待と副作用への懸念のバランスから絶対的選択肢にはなっていない。本研究では、より効率的なビタミンE療法の確立を目指して、主に食餌誘導性NASHモデルを用い、NASH発症初期、進行過程、治癒過程のそれぞれの病態において、ビタミンE同族体による効果の違い、抗酸化剤との相乗効果、肝組織環境がNASH病態からの回復や進展に及ぼす影響を検証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、近い将来、日本における肝癌の主因となる生活習慣病として注目され、有効な予防法、診断法および治療法の開発が望まれている。本研究成果は、ビタミンE同族体のトコトリエノールに肝線維化の抑制効果がみられること、多価不飽和脂肪酸との同時投与は炎症や脂質代謝の改善に寄与することを示唆している。病態に適したビタミンE投与タイミングの決定や、同族体配合の治療製剤開発の手掛かりとなることが期待される。
|