研究課題/領域番号 |
18K11100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
濱田 康弘 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (30397830)
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研究分担者 |
鈴木 佳子 徳島大学, 病院, 副栄養部長 (80791706)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 低ナトリウム血症 / 貧血 / 栄養サポートチーム / 栄養評価 / 栄養アセスメント |
研究成果の概要 |
栄養評価法の有用性に関するデータとして、低ナトリウム血症と貧血が栄養サポートチーム(Nutrition Support Team: NST)介入の必要な低栄養患者の予後に大きく影響することを見出した。低栄養患者において、低ナトリウム血症があると3年生存率が有意に低くなり、その死亡リスクは調整しない場合で2.29倍、年齢・性別で補正した場合で2.24倍であった。また、貧血がある場合にも、死亡リスクは1.56倍、年齢・性別で補正しても1.54倍のリスクがあった。貧血の分類では、大球性貧血の予後が最も悪いことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低ナトリウム血症と貧血は日常臨床において頻度の高い病態であるにもかかわらず、軽症例が多く、自覚症状も少ないため特に積極的な治療がなされないことも多い。しかしながら、われわれは栄養評価法の検討を行う上で、低ナトリウム血症と貧血が低栄養患者において予後に大きく関連する因子であることを見出した。栄養管理において、この二つの病態は重要視すべきである可能性が示唆された。
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