研究課題/領域番号 |
18K11103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
羽生 大記 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (40301428)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 高齢者 / 在宅介護 / 栄養状態 / 栄養ケア / 食事調査 / 食品摂取の多様性 / 在宅被介護者 / 栄養評価 / 低栄養 / 食品多様性 / 在宅高齢者 / 食事摂取状況 / 訪問介護 / サルコぺニア |
研究成果の概要 |
高齢者が居宅での療養生活を継続するためには、適切な栄養管理により栄養状態を良好に保つことが基盤となる。しかし、個別に独自の食事を摂取している在宅療養高齢者の食生活の実態はブラックボックス状態であった。そこで本研究は、簡便な食事調査法として開発された“食品摂取多様性評価票”を用いることで在宅療養高齢者の食事摂取状況の実態を明らかにし、低栄養状態との関連性を検討することを目的にした。本研究は食品摂取多様性の評価を用いて在宅療養高齢者の食事摂取状況の実態を明らかにし、介入試験により、食品摂取多様性の向上に特化した食事指導、栄養ケアが、在宅療養者の栄養状態の維持、改善に一定の効果があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、長らくその実態の解明が待たれていた在宅で介護を受けている高齢者の日常生活における食事摂取状況を解析し、被介護者の栄養状態との関連性を明らかにした。訪問看護、介護を受けながら、居宅における療養の継続を希望している高齢者にとって、栄養状態を良好に保つことは、極めて重要な必要条件の1つである。管理栄養士によって適切に給食される病院や施設と異なり、在宅で適切な栄養ケアを続けることは困難であったが、食品摂取の多様性の向上に特化した食事指導、栄養ケアというシンプルな方法によって、在宅被介護者の栄養状態が良好に保たれれば、自宅での療養期間の延長という課題達成の一助となる。
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