研究課題/領域番号 |
18K11104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
久保田 恵 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (80254564)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨粗鬆症 / 中高年 / 踵骨骨密度 / 骨粗しょう症 |
研究成果の概要 |
地域在住女性を対象に運動介入前後で体組成、骨密度、血清アディポサイトカイン濃度を測定し、サルコペニア肥満の改善と骨粗鬆症の予防の効果を検討した。その結果中高年期の肥満女性においては体重は有意に減少し、BMIと体脂肪率は共に減少傾向にあった。一方、除脂肪体重、筋肉量及び骨密度を示すZスコアに関しては有意な減少は認められなかった。また、内臓脂肪肥満と関連の強いアディポサイトカインであるアディポネクチンとレプチン濃度は、短期の運動介入の前後において有意な変化は認められなかった。しかし、3年間の運動介入においては、動脈硬化の改善傾向が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で用いた介入群の運動プログラムは、基本的に毎日(30分/日)、最低でも4日/週以上ステップ運動又はウォーキングを実施することで、中高年期肥満女性においては筋肉量の低下を抑制しつつ体脂肪率を下げるとともに、骨密度の低下は抑制傾向であり、かつ、長期に実施することで動脈硬化指数の改善も示されたことから、中高年の骨粗鬆症予防を考慮したサルコペニア肥満改善プログラムとして有用であることが示唆された。
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