研究課題/領域番号 |
18K11105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
栢下 淳 県立広島大学, 地域創生学部, 教授 (40312178)
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研究分担者 |
山縣 誉志江 県立広島大学, 地域創生学部, 助教 (40634150)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 不均質 / 介護食 / 咀嚼 / 食品 / スマイルケア食 / 嚥下 / 嚥下食 / 嚥下調整食 |
研究成果の概要 |
不均質な介護食の客観的な分類方法が存在しないため、その分類を試みた。ゼリーやペーストなどの均質な介護食の客観的分類で用いられる、硬さ、付着性、凝集性での評価は、硬い食材と柔らかい食材の比率で物性に大きく影響するため、新たな方法を検討した。医療関係者による介護食の官能試験を行い、その評価と相関性の高い方法を検討した。不均質な介護食の固形分とあんを分離し、固形分のみに一定の水分を加え、ミキサーの回転数および時間を制御し、ミキサー粉砕物をメッシュで分離し、メッシュに残る残渣の重量を測定することで、官能試験結果と有意に相関する方法が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者が増加しているわが国では、咀嚼機能や嚥下機能の低下した高齢者も増加している。機能が低下すると、普通食が食べれなくなり、介護食の適応となる。この食形態が必要な高齢者は多く、特養や老建では入所者の半数以上は介護食が必要である。介護食は、普通食に近い不均質な介護食から、ペーストやゼリー状などの均質な介護食まで幅広い。均質な食事の客観的評価方法は確立されているが、不均質な介護食では客観的評価が存在しないため主観的評価(舌でつぶせる等)で評価されている。この方法は、舌の力に依存するため、評価者と対象者では評価の差が生じやすい。この状況の改善のために、不均質な介護食の客観的評価方法の確立を試みた。
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