研究課題/領域番号 |
18K11111
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
福内 友子 帝京大学, 薬学部, 講師 (10389116)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プリン体 / 痛風 / 高尿酸血症 / 尿酸値 / 食事療法 / 加熱調理 / HPLC / 食品分析 / 定量 / 一斉分析 / 食品 / 食事 / 一斉分析法 / 定量分析 / うま味 |
研究成果の概要 |
高尿酸血症の生活指導におけるプリン体の摂取制限(1日400mg程度)の目安となるように、食品・飲料中プリン体含有量を公表する上で、これまでのような総プリン体の“量”だけではなく、構成するプリン体の “質”について定量的に評価した。その結果、調理や加工によるプリン体の変動はプリン体の特定の分子によること、尿酸値上昇のリスクが高いヒポキサンチン類は水溶性が高く、茹でる調理や発酵食品浸漬により減らすことができることが明らかになり、健康と美味しさの両面から推奨できる食事指導の提案を可能とした。測定値にはホームページにて、献立中のプリン体が計算可能な「プリン体値計算プログラム」として随時公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
測定した食品中のプリン体含量は、臨床現場で食事指導や栄養指導に広く活用されている。さらに、総プリン体含有量のみではなく構成するプリン体の種類に着目して定量することで、プリン体含有量が少ないにも関わらず尿酸値上昇につながりやすい注意すべき食品や、プリン体量を上手く抑えるための調理・加工方法についての理解につなげた。本研究成果は、日常的な食事を通した痛風・高尿酸血症の予防および改善に直結しており、果たす役割は大きい。
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