研究課題/領域番号 |
18K11114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
梅村 義久 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (00193946)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オステオカルシン / FGF23 / メカニカルストレス / 多臓器連関制御物質 / 運動 / 骨代謝 / 尾部懸垂 / 臓器連関 |
研究成果の概要 |
本研究ではメカニカルストレスの増減によって生じる骨代謝の変化が、骨細胞または骨芽細胞から分泌される多臓器連関制御物質の血中濃度に影響を与える影響について検討した。その結果、非カルボキシル化オステオカルシン(Glu-OC)および線維芽細胞増殖因子23(FGF23)の血中濃度は、継続的な荷重の増減によっては影響を受けないことが明らかとなった。一方、5分以上の一過性の運動直後にはGlu-OCの血中濃度が上昇することが明らかとなった。しかし、Glu-OCの血中濃度が上昇する要因について、骨へのメカニカルストレスが主要因であるのか、筋収縮が主要因であるのかについては明らかとはならなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体内の種々な細胞からは他臓器や器官に情報を伝達し、全身性の種々な代謝等の調節因子となる多臓器連関制御物質が放出されている。骨細胞または骨芽細胞から分泌される非カルボキシル化オステオカルシン(Glu-OC)や線維芽細胞増殖因子23(FGF23)も多臓器連関制御物質として働いていることが知られている。それらの作用についてはある程度解明が進んでいるものの、骨代謝がそれらの分泌にどのように影響しているかについては明らかとなっていない。本研究ではメカニカルストレスを増減させることにより骨代謝を変化させて、血中の多臓器連関制御物質の濃度を調べることとした点に、学術的意義があると考えられる。
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