研究課題/領域番号 |
18K11116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
井上 敬夫 近畿大学, 医学部, 助教 (00441006)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨格筋 / 高血圧 / 脳卒中 / マイオカイン / 骨格筋発育低下 / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
高血圧により脳卒中を発症するラット(脳卒中発症ラット)は、正常血圧ラットと比較して体重に差がみられる。骨格筋に関して詳細に検討したところ、遅筋主体の骨格筋において有意な減少がみられ、速筋有意な骨格筋においてはその差がみられなかった。遅筋主体のヒラメ筋に対して網羅的な遺伝子発現解析を行った結果、遅筋においてタンパク質分解系に関与する一部のタンパク質の発現上昇が確認された。更に原因となる上流因子を探索した。その結果、通常、速筋特異的に発現がみられるタンパク質が遅筋において発現が増加傾向にあることがわかり、遅筋特異的な発育異常に関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高血圧症は、超高齢化社会において多くの割合を占める疾患であり、脳卒中を始めとする様々な疾患の原因となる。脳卒中の発症は、自身の力で生活することができる「健康寿命」を短くする。骨格筋は、運動機能の維持だけではなく、身体の恒常性の維持に重要であることが知られている。従って、本研究における脳卒中発症ラットにおける骨格筋の発育異常を改善できれば、高血圧症のみならず、脳卒中の病態改善に役立つ可能性がある。
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