研究課題/領域番号 |
18K11122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
中窪 翔 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (10707889)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 睡眠障害 / 高齢者 / 身体的フレイル / フレイル |
研究成果の概要 |
本研究は、本邦における高齢者の睡眠状況及び特有の問題を主観的かつ正確に評価するために、高齢者に多い個々の睡眠障害についての評価が不十分であった従来の尺度の問題点を解消した新たな評価尺度を開発することを目的とした。作成した睡眠尺度の得点は身体的フレイルの状態によって有意な差が認められ、身体的フレイルの状態の進行によって睡眠の状態が悪いことが示唆された。また、ベースラインとなる横断的調査後の2年間における要介護状態の新規発生との関連性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠障害は、高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態である“フレイル”や死亡率の上昇のリスクの一つであり、高齢者の健康に重大な悪影響を及ぼすことが明らかになっているため、睡眠状況を正確に把握し、その後の機能低下予防につなげることが喫緊の課題と言える。高齢者の機能低下予防をはかるために、本尺度による睡眠状況の把握の重要性を示すことによって、高齢者の睡眠のスクリーニング評価をするうえでの新たなゴールドスタンダードとなる可能性があると考える。
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