研究課題/領域番号 |
18K11145
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
福永 幹彦 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90257949)
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研究分担者 |
阿部 哲也 関西医科大学, 医学部, 准教授 (20411506)
神原 憲治 香川大学, 医学部, 教授 (90440990)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 光暴露 / 光照射 / 自律神経 / 心身症 / 機能性ディスペプシア / 光暴露量 / QOL / 身体症状 / 自律神経機能 / 光照射療法 / 光環境サイクル / lightening environment / psychosomatic disease / lighting therapy / stress reduction / circadian rhysm |
研究実績の概要 |
心身症患者の光暴露量と自律神経機能の改善の程度を、光暴露量についてはアクチグラフを用いて、1000Lux以上の暴露時間、平均照度を測定、活動量として歩数および%MVPA(中等度以上の運動割合)を測定、入院期間中の患者指標として、SF-8(QOL調査票)、SS-8(身体症状調査票)、CVrr(自律神経指標)を測定し、入院中の光暴露の影響について検討した。入院生活における光暴露量は中央値31.95Lux、1000Lux以上の暴露時間は中央値414秒であった。活動指標 %MVPA中央値10.9%、歩数中央値は6203歩であった。しかし入院中の光暴露量と自律神経機能、身体症状、QOLのそれぞれには有意な相関はみられなかった。原因として身体症状の強さの影響が考えられ身体症状をも変数として解析を行ったが、入院中の身体的QOLが強光暴露時間と有意な相関(PCS 相関係数0.763、有意確率0.028)を示したものの、精神的QOLについては相関が認められず、光暴露以外の生活行動指標でも、活動量、QOL、身体症状改善とも、光照射量、強光暴露時間と相関が見られなかった。 これらを検討した結果、非介入型研究による心身症患者の光暴露の治療効果の検討では十分な結果が得られなかったが、光暴露の条件統制困難が原因と考えられ、介入試験における研究の可能性は否定されていないと判断。当初の予定通り、介入研究にむけて機器の購入、操作習熟、研究方法の見直しをおこなった。実際の入院心身症患者への光照射介入研究については、2022年度は入院患者への接触が必要最小限に制限されたため実施できず。研究計画を見直し、実施時期をcovid19感染の終息をまち、2023年5月以降とすること、心身症患者としてはもっとも入院数の多い機能性ディスペプシア患者に限定することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
covid 19感染流行中であり、患者との接触は必要最低限に制限された。研究目的の光照射介入の部屋は病院内ではなく、大学研究室であったため、院外への外出となり、問題が生じた。また一定時間、連日繰り返し参加が必要な研究内容でもあり、同意を得ることも困難であった。このような理由から2022年度予定の介入研究は実施することができなかった。この期間は、covid19終息後すみやかに介入研究実施に移れるよう、研究方法の見直しをおこなった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年5月の、covid19感染の5類への移行をまち、計画通り機器を用いた光照射介入研究を実施する。対象患者は、結果の信頼性をたかめるため、心身症患者のうち機能性ディスペプシアの患者に限定して実施する。介入は10000luxの高照度光照射をブライトライトMEを用いて1日30分間、10日間照射を行う、照射前後のQOL、不安抑うつ、心拍変動、唾液中コーチゾール、唾液アミラーゼの変化を測定、これを無介入の対象群と比較する。介入試験へのエントリーは10月までに終え、以後結果の解析を行う予定。
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