研究課題/領域番号 |
18K11167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60010:情報学基礎論関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
大下 福仁 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (20362650)
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研究分担者 |
井上 美智子 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (30273840)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | モバイルエージェント / モバイルロボット / 個体群プロトコル / 自己安定 / ビザンチン故障 / 動的ネットワーク / 分散アルゴリズム / 自己安定アルゴリズム |
研究成果の概要 |
本研究では、外乱の起こりやすい環境において、複数のモバイルエージェント(自律的に移動する計算オブジェクト)が安定的に協調動作を行なうための分散アルゴリズムを開発した。具体的には、ソフトウェアエージェントモデル(計算機ネットワークを移動するエージェントのモデル)、自律移動ロボットモデル(実世界のモバイルロボットのモデル)、個体群プロトコルモデル(ナノスケールシステムなどの低性能デバイス群のモデル)において、さまざまなタスクに対する多数の分散アルゴリズムを提案した。そのうちのいくつかは自己安定アルゴリズムであり、システムが矛盾を含む状況に陥ったとしても、自動的に正常な状況へ復旧できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、モバイルエージェントを協調動作させるための多数の高効率・高信頼な分散アルゴリズムを提案した。提案したアルゴリズムは、工場・倉庫等で実用化が進むモバイルロボット、農業・物流等で導入が進むドローン、今後広まると期待される自動運転車などが構成するシステムに適用することができる。そのため、本研究成果により、上記のシステムの高効率化・高信頼化を実現することができる。
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