研究課題/領域番号 |
18K11204
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60030:統計科学関連
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
白石 高章 南山大学, 理工学部, 教授 (50143160)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 多重比較法 / 閉検定手順 / パラメトリック法 / ノンパラメトリック法 / 漸近理論 / 分散分析モデル / 同時信頼区間 / 順序制約 / 統計的多重比較法 |
研究成果の概要 |
繰り返しのある二元配置モデルや多群2次元正規モデルにおいて,主効果の多重比較法や相関係数の多重比較法として,シングルステップ法と閉検定手順を提案し,閉検定手順がシングルステップ法を優越することを示した。分散の等しい多群正規モデルで,平均母数に傾向性の制約のある場合に,これまでの多重比較法を優越する閉検定手順を提案し,サイズが不揃いの場合も適応できることを示した。帰無仮説の族に優先順位がつけられているときに直列型ゲートキーピング法とよばれる閉検定手順による多重比較検定がMaurer et al. (1995) によって提案されているが,これらを優越するゲートキーピング法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分散分析法では,位置母数の一様性の検定がおこなわれるが,位置母数の間の違いを具体的に指摘できない。また,信頼領域であたえられるため明確な違いを指摘できない。これに対し多重比較法は,どの位置母数の間に違いがあるか指摘できる。このため,生物医学心理学などの分野で,多重比較法を教育しデータ解析に用いられている。本研究では,2元配置モデルにおける位置母数や2次元正規モデルにおける相関係数の多重比較法の解明が行われた。さらにこれまでのゲートキーピング法を優越する手法が提案できた。本研究で提案された手法は,多くのデータ解析に適用できる。
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