研究課題/領域番号 |
18K11232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60040:計算機システム関連
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研究機関 | 小山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
飯島 洋祐 小山工業高等専門学校, 電気電子創造工学科, 准教授 (90565441)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大規模集積回路システム / 多値伝送方式 / 伝送歪み / 波形整形 / アイパターン / 統計的評価 / VLSIシステム / ディジタル信号処理 / 多値伝送 / 高速通信 / 伝送回路 / 高速ディジタル信号伝送 / 並列化 |
研究成果の概要 |
本研究では、高速伝送にPAM-4(Pulse amplitude modeulatiaon-4)伝送などの多値伝送方式の採用が進む中、これまで申請者は複雑なシンボル遷移パターンに起因する多値伝送特有の伝送歪み除去に向けたディジタル波形整形回路システムの開発を進めてきた。本研究では、多値伝送に対応した柔軟な波形整形を実現するためにディジタル・アナログハイブリッドの波形整形回路を新たに開発し、受信端シンボルの統計的解析による新しい定量的な伝送歪み評価手法を提案した。それら技術を合わせ、多値伝送に対応し、伝送路環境に応じた波形整形回路の最適化を実現するシステムを検討し、その有効性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
計算機システムの高性能化において、CPUなどの半導体素子間の電気信号の高速通信技術が必要不可欠であり、その高速化の遅れがシステム全体の性能を律速させている。その原因の一つには、通信の高速化に伴う電気配線上での高周波数雑音などの影響がある。本研究は、通信の高速化に向けて現在採用が進む多値伝送方式に対応した新しい高速伝送回路技術を開発し、さらにその回路の自動調整に必要不可欠となる多値伝送に対応した電気配線上の通信への影響を定量的に評価する手法を新たに提案し、その基礎的評価を実施したことで今後の多値伝送の高度化へ貢献が期待できる。
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