研究課題/領域番号 |
18K11235
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
阿部 洋丈 筑波大学, システム情報系, 准教授 (00456716)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ネットワーク / 転送制御 / マルチパス転送 / TCP / MPTCP / インターネット / データ転送制御 / 複数経路 |
研究成果の概要 |
第一の成果は、我々の提案方式であるHayACKの実現可能性に関する調査である。我々の提案方式は、通常の転送方式では見られないパターンで通信パケットが流れる。そのため、ネットワークの途中に存在している通信機器によって通信が遮断される恐れがある。我々は、現状でどの程度の通信経路が不規則的なパケットを遮断するのかを実際に調査した。 第二の成果は、我々の提案方式が既存の方式に与える影響の調査である。従来から用いられている公平性の指標では、我々の想定するような状況をうまく取り扱うことが出来ない。我々は、HARMという指標を用いることで、我々の提案方式が既存に方式に与える影響が軽微であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会が扱うデータ量は膨大になり続けており、データ転送の効率は今後ますます重要な課題になる。本研究が扱うデータ転送方式は、既存の通信設備をソフトウェアによってより効率的に活用することを目指すものである。今回の研究により、我々の提案している方式の実世界における実現可能性や既存方式に与える影響が明らかになり、その実用化に向けて大きな前進が得られた。
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