研究課題/領域番号 |
18K11244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
谷口 秀夫 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (70253507)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 基盤ソフトウェア / オペレーティングシステム / プログラム実行制御 / 不揮発性メモリ |
研究成果の概要 |
計算機システムにおけるオペレーティングシステムの本質的なオーバヘッドは「データの複写」であり、メモリ間のデータ複写、およびメモリと外部記憶装置間のデータ入出力がある。 本研究では、不揮発性メモリの「電源OFFでも保存データが消失しない」という本質的特徴に加え、揮発性メモリと同様に「読み込み速度は高速」「アクセス単位はバイト」である特徴を生かし、実行プログラムの「テキスト部は読み込みのみ、データ部は読み書きされる」という性質を考慮し、実行プログラムの新ファイル形式を考案してデータ複写を削減する新機構の実現により、高速なプログラム実行制御法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
計算機のサービスはプログラムの実行により提供されているため、このプログラムの実行を高速化することは、利用者からみた計算機の性能を向上させることに直結する。 本研究では、不揮発性メモリを利用し、実行プログラムの新ファイル形式を考案してデータ複写を削減する新機構の実現により、高速なプログラム実行制御法を確立した。この技術により、計算機の起動速度向上、サービス開始速度向上、およびWebサービス応答速度向上などが可能になり、利用者の利便性を大きく向上できると期待できる。
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