研究課題
基盤研究(C)
データ相互運用問題におけるスキーママッピングをデータベースビュー定義と捉えることで、ビュー更新問題として問題を再定義した。データベース問合せ言語の数学的基礎になっている、論理に基づく問合せ言語であるDatalogを用いてデータベースに対する有効な更新からビュー定義を導出する手法を提案し、実装によりその有効性を確かめた。また、ネットワークに閉路が存在する場合の取り扱いをidenpotentとして取り扱うような数学的枠組みを用意した。これにより各演算子が持つ数学的な性質と来歴情報が持つ数学的な性質の間に準同型が成り立つように定義でき、来歴情報の有用性を確認することができた。
同じ意味を持つデータが異なるフォーマットで存在している現状に対して、統一的なデータの利活用を目的とするデータ相互運用問題に取り組んだ。具体的には、データ相互運用問題をデータベース研究分野で古くから取り組まれてきているビュー更新問題に帰着させ、これまでにない言語的観点からこの問題に取り組み、実用上よく使われているビュー定義とビューに対する更新について正しく更新が伝わることを確認した。これにより、データ相互運用を現実のものとすることが可能となった。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 2件) 図書 (1件)
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