研究課題/領域番号 |
18K11252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
加藤 弘之 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教 (10321580)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | XQuery / provenance / ビュー更新問題 / データベース / 問合せ言語 / Provenance |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、統一的なスキーマを定義する必要がなくかつ様々な変化に対応可能なP2Pアプローチによるデータ相互運用問題において、検索結果の信頼性を検証する枠組みを構築することである。P2Pアプローチでは、あるピアAから別のピアBへのデータ変換であるスキーママッピングによってデータ統合が実現される。ここでスキーママッピングはデータベースビュー定義とみなすことができる。ピアBにおけるデータの更新をピアAのデータに反映させることは、ビュー更新問題と呼ばれ、データベースの世界では古くから長年取り組まれてきた未解決問題であったが、近年研究代表者らの研究で解決策を示した。 今年度の成果は、昨年までの成果であるXQuery問合せの来歴情報をピアが繋がって構成されているネットワークに伝播する際の適切な付加情報を定義した。特にネットワークに閉路が存在する場合の取り扱いをidenpotentとして扱うような数学的な枠組みを用意した。これにより、XQueryの各演算子が持つ数学的な性質と来歴情報が持つ数学的な性質の間に準同型が成り立つように定義でき、来歴情報の有用性を確認することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画に記した研究通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の成果を踏まえ、実際に使われている状況に適用してその有効性の検証を行う予定である。具体的には、W3Cにあるcase studyやbenchmarkを用いる予定である。
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