研究課題/領域番号 |
18K11277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
大塚 裕幸 工学院大学, 情報学部(情報工学部), 教授 (60594067)
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研究分担者 |
山口 実靖 工学院大学, 情報学部(情報工学部), 教授 (50439262)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | モバイルネットワーク / ヘテロジーニアスネットワーク / パーソナルセル |
研究成果の概要 |
マクロセルとピコセルを重畳配置するヘテロジーニアスネットワーク(HetNet)において,仮想的にピコセルを拡張するセル範囲拡張技術(CRE)は重要である.本研究では,各ユーザ端末の通信品質,セル全体のトラヒック量をもとに,個々のユーザ端末に最適化されたパーソナルセルを形成する手法を確立した. まずは,提案手法を取り入れた大規模なシステムレベルシミュレータを開発した.次に,マクロセルとピコセルの周波数が同じシングルバンドHetNet,および周波数が異なるマルチバンドHetNetに対して,ユーザスループットの特性評価を行った. 提案手法は従来手法に比べてユーザスループットを改善できることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヘテロジーニアスネットワーク(HetNet)は様々な種類のネットワーク重畳技術である.例えば,現在日本でサービスされている5G(5G NR NSA)は4Gと5GのHetNetである.このようにHetNetは重要なネットワーク技術であり,その能力を最大限に発揮できる技術の提案は学術的にはもちろんのこと無線周波数を有効利用する点においてその社会的意義は大きい.本研究では,ユーザ端末ごとに最適なパーソナルセルを定義する手法を提案し,その効果をユーザスループットの側面から定量的に示した.また,高周波数帯を用いたHetNetにおいて,ピコセルのセクター化を提案し,その効果を従来技術と比較して示した.
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