研究課題/領域番号 |
18K11290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
多田 充 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (20303331)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 情報連携 / 複数所有物認証 / 情報連携システム / 複数の所有物による認証 / 制御センターを介した情報連携 / 3者間認証 |
研究成果の概要 |
本研究では,独立に運用されている複数のサービスシステムに対して,新たに制御センターを設置することにより,同一ユーザが所有する属性情報を安全に連携させることができるシステムを構成した。制御センターを中心とするスター型の構成にすることにより,N個のサービスシステムのうち任意の2つのシステム間で情報連携を行う際,OAuthなどの従来の方法だとユーザの登録の手間がO(N^2)であるのに対し,本システムの場合はO(N)で済む。また,ユーザが一般的に所有しているスマートデバイスを用いることにより,ユーザと制御センター間の認証を複数・多要素によるものにするなど,強固なものにすることができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特定のサービスシステムだけが持つ情報を他のサービスシステムにおいても適切に利用できる仕組みの構築は,別々の組織により運用されいる場合だけでなく,同一または提携し ている組織で運用されているサービスシステム間でも有用であると思われる。実際,同一組織内で異なるID体系による複数のシステムがある場合,組織のユーザはそれぞれのシステムに保有されている自身の情報を複数のサービスを使い分けて利用しなければならない。本研究の成果は,そのような状況を解決する1つの手法となると思われる。また,複数の制御センターを階層的に設置することにより,大規模な組織内のシステムを論理的に階層的に統合することが可能である。
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