研究課題/領域番号 |
18K11325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60090:高性能計算関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
横川 三津夫 神戸大学, システム情報学研究科, 教授 (70358307)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 地震動応答シミュレーション / 部分前処理付き共役勾配法 / 並列ベクトル計算 / ハイブリッド並列計算 / SX-Aurora TSUBSA / PSCCG法 / 並列計算 / ベクトル計算 / マルチコアシステム / 並列処理 / 連成地震動解析シミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究では,地盤と建物の地震動応答を解析するシミュレーションコードに対し,x86アーキテクチャプロセッサを搭載したベクトルホスト部(VH)に,ベクトル型マルチコアプロセッサ(ベクトルエンジン部,VE)を付加した並列計算機SX-Aurora TSUBASA上で,ベクトル化とMPIライブラリによる並列化を行った.このコードを,VH部に1つのMPIプロセス(8スレッド),VE部に2プロセス(4スレッド×2)のハイブリッド並列計算を行った結果,1時間ステップの計算時間は約3.5倍の高速化が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築物の耐震性評価のためには,地盤と建物の地震動応答を求める数値シミュレーションがが行われている.地震動に対する精確なデータを得るためには,広い地盤領域と詳細に表現された建物データを用いる必要があるが,解析対象をより詳細にすると計算時間が大きくなる.このシミュレーションコードの主要な計算部分は,大規模かつ疎な対称行列を係数とする連立一次方程式の解法であり,この部分の高速が必要とされている.本課題では,コードの改良とベクトル型並列計算機システムを用いた計算により,シミュレーション時間が短縮できることを示した.これにより規模が大きく詳細な解析を行えることが明らかとなった.
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