研究課題/領域番号 |
18K11343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60100:計算科学関連
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
宮田 考史 福岡工業大学, 情報工学部, 准教授 (90581645)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 高速高精度アルゴリズム / 固有値問題 / 並列計算 / 計算科学 |
研究成果の概要 |
本研究は、固有値問題を解くためのアルゴリズムの研究を行った。 (1)ネットワーク解析に現れる大規模固有値問題を対象に、高速アルゴリズムの開発を行った。並列計算機上で数値実験を行った結果、提案法は高速に精度の良い解が得られた。(2)既存の有力な固有値計算アルゴリズムに対して、その収束特性を解析した。本解析の結果、アルゴリズムの高速性が発揮される条件を明らかにし、アルゴリズムの適切な使用法を示すことができた。(3)大規模な一般化エルミート固有値問題を解くための反復アルゴリズムの開発に取り組んだ。数値実験の結果、既存のアルゴリズムよりも提案法は速い収束性を示し、高速に解を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
固有値問題は応用分野に応じて多様な形式を有する複合的な工学問題であり、電子状態計算や構造解析、安定性解析など、様々な応用分野に現れる。特に近年の計算機の発達に伴って、扱う問題規模や複雑さが著しく増加しており、より速く、より正確に問題を解けるような高速高精度アルゴリズムの開発が求められる。 本研究は応用分野に現れる固有値問題を解くため、高速高精度アルゴリズムの研究に取り組んだ。本研究で開発を行ったアルゴリズムに関する研究は、応用諸分野に役立てるための基盤であり、今後益々発展に取り組む必要がある。
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