研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では,ある特定の領域にのみ音波を放射できるパラメトリックスピーカと位相干渉を利用した音響測距法を組み合わせて,自動的に人を検知し,その人に対してピンスポットで音を提示するシステムを実現することを目指した.本研究課題を実現するための要素技術として,パラメトリックスピーカの基盤研究,音響測距法の基盤研究,音提示システムの開発に関する研究を推進し,多くの研究成果が得られた.また,研究課題であるパラメトリックスピーカを用いた音響測距に基づくピンスポット音提示システムの開発に成功した.
パラメトリックスピーカは,超音波を利用して非常に鋭い指向性を実現できるスピーカであるが,一般的に普及するためには,多くの課題が残されている.本研究で得られた多くの研究成果は,これらの課題を解決するための一助となることが期待できる.また,音響測距法は,音波を利用したレーダであり,映像情報の死角を補う上で非常に有望な技術である.音提示システム(音場再現技術)の開発で得られた多くの研究成果は,今後発展が期待されているバーチャルリアリティの分野で核心となる技術であり,極めて大きな波及効果が期待できる.
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