研究課題/領域番号 |
18K11368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
篠田 一馬 宇都宮大学, 工学部, 准教授 (50639200)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 分光画像 / 偏光画像 / 圧縮センシング / フィルタアレイ / フォトニック結晶 / 画像処理 / 画像 / マルチスペクトル / カラーフィルタ / 色補間 / 偏光 |
研究成果の概要 |
本研究では,フォトニック結晶と圧縮センシングの融合により,対象物の分光画像と偏光画像を同時にワンショットで取得できる撮像系の実現を目指す.提案法では,フォトニック結晶を用いたフィルタアレイをモノクロCCDに搭載することでグレイスケール画像をワンショットで撮影し,その画像からL1ノルム最小化による復元問題を解くことで,様々な波長情報と偏光情報を復元する.本研究期間では,フィルタ感度と復元手法の双方を圧縮センシングに基づき新たに開発し,実機上でワンショット撮影画像から無偏光分光画像,直線偏光強度画像,RGB画像を復元可能であることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単一多層膜かつ単一露光で分光と偏光を同時に撮影できることは,画像を利用したアプリケーションの発展にとって大きなインパクトとなり得る.提案カメラは,AI技術と組み合わせることで,これまでのイメージングでは実現不可能なアプリケーションを小型・安価・高速なカメラで実現できるようになる.例えば,光沢と模様の両方を持つ金属表面の欠陥検出,粘膜光沢下の腫瘍を検出するカプセル型内視鏡診断,悪天候や夜間における車載カメラによる障害物検知などの技術イノベーションにより,超スマート社会(Society5.0)の実現に貢献が期待できる.
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