研究課題/領域番号 |
18K11387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
岡本 拓磨 国立研究開発法人情報通信研究機構, ユニバーサルコミュニケーション研究所先進的音声翻訳研究開発推進センター, 主任研究員 (10551567)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 局所再生 / マルチスポット再生 / 音場収録 / 音場制御 / マイクロホンアレイ / スピーカアレイ / 空間フーリエ変換 / 近傍エリア再生 / 近傍エリア収録 / マルチ音場制御 / オクルージョン問題 / 音場分離 / 多重拡散 / 重み付きモード制御法 / バッフル型円形スピーカアレイ / 接話収録 / アンビソニクス / 音場推定 / スポット再生 / 3次元平面音場収録 / 3次元平面音場再生 / 平面複数円形アレイ / 球面調和展開 / アンビソニックス / エリア再生 / 球面調和関数 / サウンドスポット |
研究成果の概要 |
アクティブマルチスポット音空間再生システムを実現するために,本研究では外部放射のない音場再現方式,平面マイクロホン・スピーカアレイを用いた水平面3次元音場の収録と再現,平面マイクロホンアレイ・スピーカアレイを用いた近傍エリア収録・再生方式,内部外部御場分離に基づくマルチ御場再現および複数バッフルアレイを用いたマルチ音場再現方式を提案した. 平面マイクロホンアレイを用いた水平面3次元音場収録によって目的音場を推定し,推定した音場を平面スピーカアレイを用いた水平面3次元音場再現にて相殺し,そこに別の音空間を提示することにより,実用に即したアクティブマルチスポット音空間再生システムを実現できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3次元音空間のうち水平面成分のみを平面配置のマイクロホンアレイを用いて収録・推定する技術および平面スピーカアレイを用いて推定した水平面3次元音場を再現する技術を提案した.従来は3次元音場の収録・制御には3次元配置が必要であった課題に対して,人間の耳は水平面についていることにも起因し,2次元平面に配置したマイクロホンおよびスピーカアレイで音場収録・再現可能なことは音場収録・制御システムを実装・社会展開する上でも重要な成果である.さらに,本研究において提案したアクティブマルチスポット再生技術も,多言語同時通訳やその他エンターテインメント等での応用も期待でき,社会的意義は大いにあると言える.
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