研究課題/領域番号 |
18K11395
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
井須 尚紀 三重大学, 工学研究科, 招へい教授 (50221073)
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研究分担者 |
小川 将樹 三重大学, 工学研究科, 助教 (30772644)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 動揺病 / 生体計測 / 共分散構造分析 |
研究成果の概要 |
自動車の自動運転が実用化されると、車内での過ごし方が変化し、これまで以上に車酔い(動揺病)の発症が予想される。その対応として、本人が不快を感じる前に動揺病の発症を予測・検出し、快適性等の低下を防ぐことが本研究の目的である。心拍や呼吸、皮膚電位など多種の生体信号と不快感等の主観評価値を取得する。それらを基に、観測できない身体内部の状態を含む共分散構造分析によって、眠気やストレスなどと分離した不快感の推定を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、車酔い(動揺病)による生活の質の低下を防ぐことを目的としている。その第一段階として、全実験参加者の動揺病による不快感を平均的に良く推定できる数理モデルを作成する試みから開始した。その後、当初の予定に従い、動揺病症状の検出において大きな問題となる個人差への対応を試みたが、その結果から時期尚早であったと判断し、平均的により良く推定できるモデルの改善に努めた。 その結果、モデルによる推定の精度は当初の2倍以上に向上した。また、良い推定を得られる対象も増加した。実用的なものとするには個人差への対応が必須であるが、全体的な推定精度の向上という点では大きく進展したと考える。
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