研究課題/領域番号 |
18K11397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
金田 和文 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (30185946)
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研究分担者 |
檜垣 徹 広島大学, 医系科学研究科(医), 共同研究講座准教授 (80611334)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | コンピュータグラフィックス / プロジェクションマッピング / 医療応用 / ボリュームレンダリング / バーチャルリアリティ |
研究成果の概要 |
外科手術支援のために、CT等によって得られた人体内部構造情報を体表面へプロジェックションマッピングするシステムの開発を行った。本システムの特徴は、プロジェクタの設置位置・姿勢をマーカーレスで自動検出し、投影方向の制約を受けずに血管位置などの人体内部構造情報を体表面へプロジェクションマッピングすることができる。小型カメラとポータブルプロジェクタを用いてカメラ・プロジェクタ装置を構成し、ラップトップ型コンピュータに開発した手法を組み込んでプロトタイプシステムを構築した。そして、人体腹部モデルを用いてシステムの動作確認とプロジェクタの位置・投影方向の推定精度の検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
形成外科における穿通枝皮弁による乳房再建手術の際に、患者の深下腹壁動脈とそれから分岐した穿通枝の位置を把握するために、3次元血管造影法であるCTアンギオグラフィから得られた血管の位置情報を患者の体表面に投影するシステムの開発が切望されている。コンピュータグラフィックスとコンピュータビジョンを組み合わせてバーチャルリアリティ技術を応用することにより、これを実現する手術支援システムを開発する。さらに、形成外科での穿通枝皮弁による乳房再建手術だけでなく、投影する人体内部構造情報を変更することにより外科手術全般において手術支援システムとして活用することができる。
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