研究課題/領域番号 |
18K11398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
鈴木 桂輔 香川大学, 創造工学部, 教授 (80373067)
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研究分担者 |
佛圓 哲朗 香川大学, 創造工学部, 教授 (00803967)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 自動運転 / 事故発生確率 / HMI / システム安全レベル / ドライバ行動 / ドライビングシミュレータ / ドライビ ングシミュレータ / ヒューマンマシンインタフェース / ドライバ状態 / システム信頼 |
研究成果の概要 |
レベル2~3に相当する自動運転システムの実用化において課題となっているシステムに対する過信を抑制し,人間・自動車系としての総合的な安全性を高く維持することのできる,情報提示システムの設計例を示した.また,ドライビングシミュレータを用いた被験者実験において,システムのみで回避できない衝突リスクが発生した場合に,ドライバの運転準備レベルが高まり,衝突事故の発生確率を68%低減できることを確認した.ついで,情報提示システムが不作動となった場合の負の効果も考慮した,情報提示システム使用時の人間・自動車系としての総合的な安全性の改善効果を検証し,情報提示システムに求められる不作動確率の基準値を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動運転のレベル2~3に相当する半自動運転システム使用時の死亡事故がマスコミで取り上げられ,普及促進が滞っている状況を否定できない.本研究では,これを解決する手段の一つとして,システム側で事故の回避制御を十分に行えない状況において,ドライバの運転準備レベルを高め,速やかに運転の主権をドライバに戻して,事故の回避確率を高くするインタフェースシステムを提案し,その事故低減効果の観点での効果を検証する手法を示した.また,実用化において課題となる,提案するシステムに求められる信頼性を,システムが不作動となった場合の負のリスクも考慮した,人間とシステムの総合的な信頼性の定量値から導出した.
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