研究課題/領域番号 |
18K11399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
高田 直樹 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (50290713)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 三次元ディスプレイ / 計算機合成ホログラム / 電子ホログラフィ / 圧縮データ / リアルタイム再生 / マルチGPUクラスタ / GPU / 3次元ディスプレイ / 3次元ディスプレイ |
研究成果の概要 |
電子化したホログラフィ(電子ホログラフィ)は,「究極の三次元テレビ」になるものと考えられている.使用する計算機合成ホログラム(CGH)の計算量は膨大であり,実用化のためには計算高速化が望まれる.本研究では,CGHの圧縮データを保存データまたは転送データとして用いる.さらに,CGHの圧縮・復元処理をGPUで高速化した.これにより,汎用的なネットワークを用いたGPUクラスタによる三次元動画の実時間再生を実現した.さらに,膨大な物体点数からなる三次元物体の高精細な実時間動画再生,階調を持つ三次元動画の実時間再生,そして,保存したCGHを高速に読み出して三次元動画を実時間で再生することに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホログラフィによる立体像は様々な角度から眺めることができ,視覚疲労もなく長時間利用可能である.電子化したホログラフィ(電子ホログラフィ)は,「究極の三次元テレビ」となるものと考えられている.本研究で開発したGPUによる計算機合成ホログラム(CGH)の高速圧縮・復元技術により,安価で汎用的なコンピュータシステムでCGHの高速再生とCGH計算の高速化が可能となった.また,補助記憶装置に保存したCGHの高速再生技術は,小型化も容易であるためポータブルホログラフィックディスプレイ装置の実現へ繋がる.このように,本研究で開発した技術は,電子ホログラフィを実用化へ近づけるための基礎技術となるものと考える.
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