研究課題/領域番号 |
18K11407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
五十嵐 洋 東京電機大学, 工学部, 教授 (20408652)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 人間機械系 / チームワーク / 協調作業 / 人間モデル / 気づかい / インタラクション / 「気づかい」 / アシスト |
研究成果の概要 |
これまでの人間機械協調は,一般に単独作業の支援を想定していた.しかし,複数の人間が介在する協調作業では,単独作業とは異なる他者の影響に伴う操作の変化が生じる.そこで,本研究では,この他者の影響,単独操作パターンを機械学習によりモデル化し,他者の影響のみを抽出する手法を提案した.この他者の影響に伴う操作量の変化(「気づかい」)は,チームワークの評価要因として利用可能であり,その特性を被験者実験により解析した.その結果,有効な気づかい,無効な気づかいの抽出の有効性が示された.さらに,より単純化した協調作業において,操作タイミングの違いに注目した相性定量化の有効性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は単独作業ではなく,協調作業に着目したチームワークアシストを目指す.チームワークを支援するためには,アンケートなどの事後評価ではなく,チームワーク要因をリアルタイムに定量評価することが必要である.そこで,リアルタイムに推定できるチームワーク要因として「気づかい」を提唱した.この「気づかい」は,集団技能に関連することは示唆されていたが,本研究課題によって,その特徴が具現化された.さらに「気づかい」を応用することで,相性や師弟関係を事前に評価することが期待できる.
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