研究課題/領域番号 |
18K11409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
市野 順子 東京都市大学, メディア情報学部, 教授 (50452040)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | CSCW(コンピュータを用いた協調活動支援) / 会議(議論)支援 / 振動触覚フィードバック / フィールド実験 / ブレインストーミング / CSCW / 振動フィードバック / ディスカッション支援 / 会議支援 / 実証的研究 |
研究成果の概要 |
本研究は,会議メンバへ提示するフィードバックのモダリティの違いとフィードバック受信者の違いによって,メンバの反応がどう異なるかを検討する.フィールド実験を行い4つのフィードバック条件を比較した――3つは振動触覚モダリティ(椅子の振動)を使用し,1つは視覚モダリティ(ライトの点滅)を使用した.振動触覚モダリティの3条件はフィードバック受信者が異なる(潜在話者,現行話者,全メンバ).実験の結果,モダリティに関しては,振動触覚は視覚よりも,適度な強さでメンバの注意をひき,ターンテイキングを促した.受信者に関しては,全メンバや現行話者に提示する方が潜在話者に提示するよりも,ターンテイキングを促した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの企業では非生産的な会議が今なお続けられており,それがもたらす経済的損失は大きい.それにも関わらず,会議の場にはいまだにICTの導入が進んでいない.本研究で得られた知見は,将来,高度な知能を持ったコンピュータが会議の場で人間を支援する際のガイドラインとなり得る. 会議は高度に知的かつ創造的で集中力を要するタスクである.そのような人間にとってクリティカルな状況で有効なシグナルは,その他の多くの状況(例えば,プレゼンテーション・展示会・ワークショップ・グループワークの場,教育現場)でも適用できると考えられる.
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