研究課題/領域番号 |
18K11410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
小林 稔 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (60738623)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | CSCW / ユーザインタフェース / コミュニケーション / 遠隔会議 |
研究成果の概要 |
多人数が参加する「主会場」と,1人が参加する「遠隔会場」の間を接続する会議では,立場や得られる情報が異なるために,タイミングよく発言できない等のコミュニケーションの問題が起こる.このような参加環境が異なること(非対称性)に起因するコミュニケーションの阻害要因を適切に軽減することを目的に,主会場と遠隔会場の間の情報や状況の共有及び参加者を囲む環境に着目し円滑化手法を検討した.検討を通じ,発話したいという意思等の情報をボタンインタフェースにより入力し表現する方法を実現した.加えて,会議参加者の注意の分布に着目した会議進行に影響する課題を抽出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
会議のコミュニケーションの阻害要因には,通信品質の低さを含め多様なことが考えられるが,本研究では,会場ごとの参加人数の違いや参加者の会議メンバーの中での立場の違いのような,会議の場の構成が与える影響を原因の一つとして定義した. この影響による会話進行の問題の解決のために,会議参加者の状態をセンシングまたは入力して表示する方法を複数試みた結果の一つとして,会議参加者の感情や意志をボタンで入力し共有するWebサービスを開発した.これにより参加者が理解しやすい表示の設計を示した.非対称性に起因する課題に特化した方法の実現には至らなかったが,会議参加者の注意配分を詳しく分析する研究の基盤となった.
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