研究課題/領域番号 |
18K11413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
伊藤 利明 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (60201927)
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研究分担者 |
蔡 東生 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70202075)
浅井 信吉 会津大学, コンピュータ理工学部, 上級准教授 (80325969)
松島 正知 同志社大学, 生命医科学部, 助教 (30755640)
奥山 祐市 会津大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (90404897)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脳波による制御システム / BCI / EEG / 信号処理 / ドローン飛行制御 / 脳波解析 / 協調系 / 飛行制御 / マルチコプター / ドローン / センシング・スパースモデル |
研究成果の概要 |
脳波制御の基礎とし,脳波発生メカニズムに関する神経細胞の電気信号発生の数学モデルを提案した.またドローン制御装置に関する色々な機械的インターフェイスとそれに伴うソフトウエアの,現在可能な技術を調べ今後の進展となる基礎知識と技術を得た.ドローン制御の安全性を担保するため,ドローンの位置情報を取得し安全圏内から逸脱した際に自動的にドローンを着陸するためのシステムを開発した.協調系とし脳波による身体動作を伴わない仮想空間での制御は,利用者の空間への没入感が深まると制御の信頼性も高まる.この協調システムの提案とし,仮想空間内でアバターに体の感覚を転移させるという方法での制御の研究を進めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BCIの応用は今後必須の技術だが,未だ信頼性が必要となる制御対象に応用できない.従来のEEG(BCI)制御は脳活動の一部情報だけを受動的に用いるため,制御での信頼性が確保できない.当研究はBCI制御系を,周辺装置と人との協調系ととらえなおした制御システムの開発を進めた.また高度先端技術を国際的競争力の資源とすべき日本でのドローン技術は遅れたが,関連周辺技術の開発にはまだ余地がある.BCIを用いた安全・信頼性のあるドローン飛行制御技術は,人が密集する場所が多い日本での克服すべき研究課題である.先端的装置(BCI)による障がい者サポート用自立機器などへの福祉分野への応用でも意義がある.
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