研究課題/領域番号 |
18K11414
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
大久保 雅史 同志社大学, 理工学部, 教授 (10233074)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヒューマンコミュニケーション / ノンバーバル情報 / 身体性 / うなずき / 身体的コミュニケーション / 伝達度 / 伝達感 / 視覚的ノンバーバル情報 / 対面コミュニケーション / 会話の活性度 / 情報の伝達感 / 情報の伝達度 / ノンバーバルコミュニケーション / 合意形成プロセス / 身体的インタラクション / コンテクスト |
研究成果の概要 |
本研究では,視覚的ノンバーバル情報の制御を行うため、付加する電圧によって透過度が変化する調光ガラスを用いた実験装置を開発している.また,この装置を用いて対話実験とコミュニケーション解析のための指標の提案と評価を行っている.対話実験の結果,視覚的なノンバーバル情報の送受信が十分に行われる条件では,伝達感(円滑にコミュニケーションが行われたと感じる程度)が高くなる一方,伝達度(コミュニケーションの内容が正確に伝わった程度)が,視覚的なノンバーバル情報が抑制される条件と比較して低くなる傾向がみられた.これは,情報の受信者がノンバーバル情報よりもバーバル情報に注意を向けるためであることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来コミュニケーションは,対話者のアンケートなど主観的な指標で評価されていた.本研究で提案している情報の送受信の正確性(伝達度)の計測方法は,コミュニケーション研究に新たな指標を与えるものである.また,新型コロナウイルスの影響により対面でのコミュニケーションが限定的になっている社会的状況において,ビデオコミュニケーションなどを利用した遠隔での授業・会議・会話の質の向上に注目が集まっている.このような条件下でのコミュニケーションの評価にも提案する手法を適用できると考えられる.
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