研究課題/領域番号 |
18K11415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
橋本 渉 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (80323278)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 空間解像度 / ボケ / 時間解像度 / フレームレート / 収縮歪み / HMD / 没入感 / 重心動揺 / フレームレート制御 / 時間解像度制御 / 解像度制御 / 有効視野 / 注視点 / 被写界深度 / 映像の歪み / 頭部運動 |
研究成果の概要 |
ユーザの周囲を映像で覆ってしまう没入型ディスプレイにおいて,頭部運動を伴った視線誘導を目的として,その方法を模索した.まず,空間解像度制御による視線誘導においては,視野外への視線誘導が可能であることがわかった.ただし,誘導を強要される不快感が伴い,無意識での誘導は困難であった.次に映像の収縮歪みによる方法では,視線誘導に寄与しない傾向が見られた.しかし誘導対象が滑動する条件においては視線誘導効果が高く,頭部運動の誘発が多いことがわかった.時間解像度制御による視線誘導においては,個人差はあるが,フレームレートの低い領域に注意が向く傾向があることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
没入映像環境において,頭を動かしてでも周りが見たくなるような視線誘導方法を模索した.周辺視野に点滅させるなどの方法は従来から存在するが,本研究ではできるだけ元の映像を変質させず,空間解像度制御(ボケ)や画像の収縮歪み,時間解像度制御(フレームレート)に着目しているのが特徴である.無意識下での視線誘導は困難であったが,注意を向けることによる視線誘導ができることを明らかにした.
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