研究課題/領域番号 |
18K11467
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61040:ソフトコンピューティング関連
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鈴木 麗璽 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (20362296)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 仮想生物進化 / 進化的新奇性 / 資源共有問題 / 鳥類の歌行動 / 人工生命 |
研究成果の概要 |
新奇な個体間関係の進化・創発の仕組みの解明と応用を目的とし,物理衝突によって発生する音を介した個体間相互作用の進化に焦点を合わせたブロック型仮想生物進化環境を構築した.ニッチの共有・競合に関する状況設定(集合,資源探索共有,音響ニッチ棲み分け)を想定し,リーダー・フォロワー創発,外適応に基づく集団行動,音響ニッチにおける棲み分け等の,新奇で複雑な個体間関係の進化を観察した.機械学習による進化過程の可視化も検討した.ロボット聴覚技術を活用した鳥類間の相互作用観測システムの開発も進め,実生態の知見と仮想生物の進化傾向の比較に向けた検討にも取り組んだ.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
仮想物理空間上の生物の体と動きを同時に進化させる手法が,リーダとフォロワー,群れ行動,音声の周波数領域の棲み分けなど,音を介した個体間関係が創発する過程の議論に役立つことが示された.これは,相互作用するロボット集団設計などの工学的観点や,同時に開発したロボット聴覚技術に基づくシステムによって観測する鳥類の鳴き声相互作用などの実生態との比較に基づく理解からも重要であるといえる.
|