研究課題/領域番号 |
18K11471
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61040:ソフトコンピューティング関連
|
研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
大西 圭 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (30419618)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 進化計算 / 人間集団 / 問題解決 / Webシステム / 人間ベース進化計算 / クラウドソーシング / 汎用性 / Webアプリケーション / 人間社会の問題 / ソーシャルタギング |
研究成果の概要 |
人間社会の問題の解決策は,人々が議論して模索する必要がある.空間的な制約のないインターネットは,その議論に適した場所である.人々が考えをまとめる方法は多々あるが,その中で生物の進化に学ぶ進化計算の方法は,解決策の改善と収束を同時に実現することができ,その議論に適した方法である. 本研究では,インターネットと進化計算を組み合わせた,人間社会の問題の解決策生成を支援する人間ベース進化計算システムの汎用性向上に取り組んだ.人間を主要素とする本システムの汎用性の向上には,解探索に参加している人々の貢献意欲を高めることが最重要だと考え,そのための仕組みを考案し,実験によりその有用性を示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間社会の問題は複雑である.しかし人間には,人間社会の主役として問題解決の方向性を議論し決定する責任がある.このとき,そのような議論を支援する汎用的で信頼できる情報システムがあれば有用である.本研究では,その支援を目的とした進化計算システムの汎用性向上に取り組み,それを実現した. 本研究成果の学術的意義は,最適化手法である進化計算という方法論の適用範囲を人間社会の問題解決に広げる道筋を示せたことである.社会的な意義は,上述のように,人間社会の問題解決を支援する汎用的で信頼できるシステムを提供できたことである.
|