研究課題/領域番号 |
18K11498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
佐々木 和也 宇都宮大学, 共同教育学部, 教授 (60292570)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 感性価値 / 藍染 / 幼児教育 / 伝統染織 / ESD / 環境教育 / 感性評価 / SDGs / 集中度計測 / 伝統文化 / 保育実践 / 感性教育 / 幼児 |
研究成果の概要 |
本研究では筆者が長年取り組んできた幼児期の草木染活動において,年長児を対象とした年間を通した藍染活動の感性教育的価値を検証することを目的とした。とくに,現行の指導要領に明記された「持続可能な社会の担い手育成」の観点に立ち,そのプログラムが果たすESD(環境教育)効果について,一定の検証をすることができた。一方で,新たに取り組んだ客観手法として,熱画像による効果検証については課題を残すこととなった。今後も保育実践を重ねることで残された課題について探求したい。また,実践の中で見られた配慮が必要な園児の変容を手がかりに,特別支援教育への展開も視野に伝統染織の現代的意義を問いたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,藍染がもつ教育的ストラテジーを探求し,子どもの育ち環境を保障する幼児期の環境教育を提言しようとしている。さらには,活動の主体性を集中度で評価し,また,質的評価による知見を合わせて考察することで,伝統文化を取り入れた感性教育の可能性を明らかにしようとしている点が特徴的であると考えられる。これら知見を積み重ねることで生み出される教育ストラテジーが,藍染文化をはじめとした生活文化を次世代に伝えることを可能にし,子ども達が自国の文化を生き生きと捉え,生活者として継承していこうとする態度を育むことにつながると期待できる。
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