研究課題/領域番号 |
18K11503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
長 篤志 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (90294652)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 立体感 / 確率共鳴現象 / 映像デバイス / 画像 / ノイズ / 視覚ノイズ / 固視微動 / 臨場感 / 画像処理 / 確率共鳴 |
研究成果の概要 |
本研究で開発した技術は,固視微動モデルによる動的視覚ノイズを重ね合わせることによって観察者が感じる立体感を向上させるものである.2種類の映像提示方法を実現し,それぞれにおいて効果を確認した.一つは通常のディスプレイモニタを使用して実現した.もう一つは,印刷された写真に対して動的視覚ノイズを含む照明光を照射する方法で実現した.画像認識や個人認識技術と組み合わせることによって応用が期待できる.また,脳における立体感認識に関するメカニズムの解明に向けての知見としても興味深い.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
映像提示装置開発の歴史は,観察者に与える臨場感の飽くなき向上の歴史だといってもよい.これまで,映像提示装置の解像度や色再現性の向上,両眼視の情報付加などの方法がとられてきた.一方で,本研究では,観察者自身の立体感に関する感受性を向上させる技術によって,映像表示装置における映像の臨場感を向上させたいと考えた.本研究で得られた知見により,解像度の増加やステレオ情報の付与がなくても画像の鑑賞者に対してより立体感を感じる事ができる画像提示方法がありえることがわかった.これは,新たな映像や写真,絵画などの鑑賞方法の提供につながる物である.
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