研究課題/領域番号 |
18K11512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 長崎県立大学 (2020-2021) 関西学院大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
飛谷 謙介 長崎県立大学, 情報システム学部, 准教授 (50597333)
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研究分担者 |
片平 建史 関西学院大学, 理工学部, 講師 (40642129)
橋本 翔 関西学院大学, 理工学部, 助教 (80756700)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 感性的質感 / 機械学習 / 画像生成 / テクスチャ / CNN / ビッグデータ |
研究成果の概要 |
本研究では,テクスチャを対象とし,所望の視覚に関する感性的質感を有する画像生成手法を提案した.はじめに,(1) 主観評価実験を行い,感性的質感の定量化を行った.次に,(2) 事前学習済みの VGG19 を用いてスタイル特徴を抽出した.その後,(3) 定量化された感性的質感と抽出したスタイル特徴との関係性を定式化することで感性評価モデルを構築した.最後に,(4) 得られたモデルに基づき,所望の感性的質感を誇張した際のスタイル特徴を算出し,最適化を行うことで画像を生成した.更に,効果検証実験により生成画像の感性的質感が元画像と比較し有意に向上したことを確認し,本手法の有効性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年では E コマースの普及による市場環境のグローバル化に伴い,ユーザニーズや好みの多様化が進み,プロダクトのカスタマイズ化やパーソナライズ化に対する要求が高まっている.その実現に向け,人の嗜好や満足といった感性価値を的確に把握し,それらを具体的なデザインに展開する方法が注目されている.本研究により得られる成果は,直観的な素材の質感表現を可能にするという点で,人の嗜好や満足といった感性価値に基づくデザイン支援の一助になり得る.
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