研究課題/領域番号 |
18K11539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62010:生命、健康および医療情報学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
吉野 公三 関西学院大学, 生命環境学部, 教授 (10358343)
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研究分担者 |
猪山 昭徳 独立行政法人国立病院機構大阪刀根山医療センター(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構大阪刀根山医療センター, 研究員(移行) (40645313)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 筋委縮性側索硬化症 / パーキンソン病 / 睡眠 / 自律神経 / 睡眠時無呼吸症候群 / 睡眠段階 / 心拍数 / 睡眠ポリグラフ / 筋萎縮性側索硬化症 / 動脈血酸素飽和度 / 脳波 / 睡眠時無呼吸障害 / 心拍変動 / 気流 / 生理信号 / 無呼吸 / 神経変性疾患 |
研究成果の概要 |
神経変性疾患に併発する睡眠障害の病態生理を睡眠時生理信号の数理解析に基づいて明らかにすることを目的とした.主な成果を以下に挙げる.(1)睡眠時無呼吸症候群(SAS)のある筋委縮性側索硬化症(ALS)患者群の睡眠時酸素飽和度SpO2の低下速度がSASのある非ALS患者群に比べて遅いことを明らかにした.(2)SAS患者がPDを併発すると,レム睡眠と覚醒段階間の規格化遷移確率と遷移率が低くなる一方,一度レム睡眠もしくは覚醒段階になるとそれが継続しやすいことを明らかにした.(3)SASのあるPD患者群の無呼吸・低呼吸イベントに対する心拍上昇振幅はSASのある非PD患者群に比べて低いことを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,筋委縮性側索硬化症(ALS)患者とパーキンソン病(PD)患者にとって自覚しにくい非運動症状(睡眠関連疾患,自律神経障害)の特徴量を明らかにした.これらの疾患では,自覚可能な運動症状よりも非運動症状が先行して生じる場合があり,同定した特徴量を活用することにより,ALSやPD等の神経変性疾患の早期スクリーニングに応用できる可能性があり,学術的にも社会的にも意義が高い.
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