研究課題/領域番号 |
18K11562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
村上 佳久 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教 (30229976)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 視覚障害 / 障害補償 / 点字 / 拡大文字 / 合成音声 / 遠隔授業 / テレビ会議システム / 情報補償 / 学習支援 / 全盲 / 弱視 |
研究成果の概要 |
1)情報学習端末:同一の教材で、3種類の教材(墨字・点字・音声)の同時出力が可能なシステムを開発し、安定に動作することを確認し、全国の盲学校4校と視力障害センター2校で実証実験を実施した。2)改善・改良:実証実験の結果、機器類の改善と、学習に必要不可欠な日本語入力・合成音声・点字変換用の専門用語の辞書の作成した。3)遠隔授業対応:コロナ禍の中、遠隔授業対応とし、視覚障害生徒が、利用可能かの検証を行った。盲学校内での運用に関し、各々の県の情報通信に関する規則が厳しく、学校と協議の上、Wi-Fiルータによる各実験協力校同士の通信等も検証し、少子化による、県を越えた協同学習への可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、1つの教材で、画面拡大表示・点字出力・音声出力の3つが同時に出力可能なシステムを開発し、視覚障害者に対する学習効果などの検証を行ったものである。利用する視覚障害生徒の利便性が向上しただけでなく、教員側も生徒の状況に合わせて、3種の教材を用意する必要が無く、1つの教材だけで対応できるため、教材作成の利便性が向上した。また、遠隔授業対応もされ、学校の寄宿舎や自宅での遠隔指導についても利用出来ることが示唆された。
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