研究課題/領域番号 |
18K11576
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 公立はこだて未来大学 |
研究代表者 |
美馬 義亮 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 特命教授 (60325892)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 協調学習 / 個別目標 / 卒業研究 / 学習支援 / 概念形成 / 課題発見 / 個別学習 / 問題発見 / 教育の構造化 / 概念獲得 / 個別学習目標 / 高等教育 / 個別性 / メタ学習 |
研究成果の概要 |
大学最終年度に実施される卒業研究のような学習課題は、一般に卒研ゼミという複数の学習者で構成されるコミュニティで実践される。ここで、学習者は互いの進捗を確認しながら進行する一種の協調学習を行う。ただ、研究課題は、個々の学習者ごとに異なるテーマが選ばれるため、学習者が同一の課題を学びの対象とする一般の協調学習とは異なる側面をもつ。本研究では、卒業課題のように異なる学習目標をもつ学習者の集団が、協調的に学習の中で起こることを明らかにし、このような形での学習を支援する教育方法の可能性を探求しようとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究活動の概念を持たない学習者が、複数の異なる指導者のもとで指導を受けながら、研究を進行していく状況の記録をとることができた。これらの記録から、指導者ごとに異なるスタイルの指導がなされていることが明らかになった。さらに、本研究の中では、学習者たちが研究の概念を理解することの意味を追求するなかで、概念獲得の意味を捉えることが重要であると考え、概念形成とは何かについて検討した。その結果、学習者集団による学習の中で概念形成が行われるための説明モデルを構築するための着想を得ることができた。
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