研究課題/領域番号 |
18K11583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
森 博彦 東京都市大学, 情報工学部, 教授 (10247124)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 防災教育カリキュラム / アクティブ・ラーニング / e-learning / メンタルマップ / 発達 / 防災教育 / ハザードマップ / 認知地図 / 発達過程 / アクティブラーニング |
研究成果の概要 |
本研究では児童が災害時に安全な避難行動を行うための、小学生用防災カリキュラムの開発と避難時に必要なメンタルマップがどのように発達していくのかを調査することを目的としている。開発したカリキュラムでは講義と街のフィールド調査、その結果をタブレット端末に入力し児童間で共有することを繰り返す。その効果を調べた結果、フィールド調査と危険箇所を探す視点の共有が児童のメンタルマップの発達に効果があることがわかった。また、メンタルマップの発達には細かい街情報を抽象化するプロセスがあり、その時のランドマークの役割なども解明された。さらに、地図とストリートビューを用いて学習する場合では、避難行動に違いが見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
災害時に小学生児童が自身を守って避難行動を行うことは重要である。本研究では小学生に特化した防災カリキュラムの開発を行い、その効果について検証した。その結果、カリキュラムの有効性が示され、児童が安全な避難行動を行うことの一助になることがわかった。また、災害時にはスマートフォンを使うことには期待ができず、避難行動は自身のメンタルマップに頼らざるを得ない。しかし児童のメンタルマップはあまり発達していないことが多い。そのため本研究では児童のメンタルマップの発達に焦点を当てて、その特徴のいくつかを明らかにした。この結果は児童のメンタルマップの発達を促す教育方法につながっていく。
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